【グループ会社に突撃!】「自宅のように過ごせるホスピス」とは【株式会社ゆいゆい】

2026-08-27

ツクイグループには、多様な領域を担うグループ会社があり、それぞれの専門性で事業を支えています。
しかし、日常業務の中では各社がお互いの取り組みや役割に触れる機会が多くありません。そこで本企画では、定期的に1社ずつグループ会社をご紹介します。

今回は、2024年1月にツクイグループの一員となった株式会社ゆいゆいをご紹介します。
 

「自宅のように過ごせるホスピス」とは

ツクイグループの一員となって約2年。沖縄県で2つのホスピス型住宅を運営する株式会社ゆいゆいを訪問しました。ゆいゆいでは、継続的な医療的支援が必要なお客様に安心してお過ごしいただける場所として、訪問看護・訪問介護・訪問入浴・住宅型有料老人ホームの4つのサービスを提供しています。 取材では、ゆいゆい本社で、代表取締役社長の倉持さんと、総合事務職 課長代理の宮城さんにお話を伺いました。 ゆいゆいが目指しているのは「施設でありながら、自宅のように過ごせる場所」です。終末期を迎えた方や、医療的ケアが必要な方が多く暮らすホスピスですが、そこには一般的な施設のイメージとは異なり、おおらかでゆったりとした時間が流れていました。

ゆいゆい本社のみなさん 左から 當間さん、宮城さん、倉持さん、宮島さん

沖縄は家族や親族とのつながりを大切にする文化があるといわれており、「住み慣れた島で暮らし続けたい」という思いを持つ方も少なくありません。そのため、ゆいゆいではできる限り自宅に近い暮らしを大切にしています。現在は、日中であれば面会に時間制限はなく、好きな食事や大切なペットとの時間など、お一人おひとりの「こう過ごしたい」という思いを大切にしています。

ここがすごい! ゆいゆいのケア

ゆいゆい 代表取締役社長 倉持さん

看護職と介護職の連携が地域からの信頼につながる

ゆいゆいの大きな特長は、医療と介護の距離の近さです。 看護職と介護職が日常的に情報共有することで、お客様の小さな変化にも迅速に対応しています。訪問介護事業では、専門性の高い人材の確保やサービスの質に関する厳格な基準を満たした事業所が算定できる「特定事業所加算Ⅰ」を取得しています。実際に、病院の医師からは「ゆいゆいのお客様は肌の状態が良く、目やになどもなく、非常に丁寧なケアが行われている」と高い評価をいただいています。褥瘡(じょくそう)の改善事例も数多くあり、日々のケアの積み重ねが地域からの信頼につながっています。看護職と介護職が連携しながら継続的なケアを行うことで、お客様の状態改善につなげているのです。 

 

ゆいゆい 総合事務職 課長代理 宮城さん

「グリーフケア」を大切にする姿勢

ゆいゆい独自の取り組みとして特徴的なのが、大切な方を失ったご家族の心の回復を支える「グリーフケア」です。お客様が亡くなられた後もご家族とのつながりを大切にしており、お手紙を送るなど、悲しみを抱えるご家族への継続的なケアを行っています。 

今後は介護保険外サービスとの連携なども視野に入れ、介護保険サービスの枠を超えた支援の充実にも取り組んでいく予定とのこと。お客様だけでなく、ご家族の人生にも寄り添う姿勢に、ゆいゆいらしさが表れていました。

ホスピス型住宅のスタッフに突撃!

ゆいゆいの2つのホスピス型住宅で活躍するスタッフに、ゆいゆいの魅力や、ツクイグループの一員となってからの変化などを伺いました。

ゆいゆい南風原
左:ゆいゆい南風原 施設長 西山さん:右 介護福祉士、下地さん 

介護の原点を思い出させてくれる場所

ゆいゆい南風原に勤務する介護福祉士の下地さんは、デイサービスや介護老人保健施設での勤務を経験した後、ゆいゆいへ入社しました。 「以前の職場は忙しくて一人ひとりのお客様に十分な時間をかけることが難しい場面が多かったですが、ゆいゆい南風原はお客様数が13名と比較的少なく、コミュニケーションも十分に取ることができます」と、お客様の表情や気持ちの変化に気付きながら関われることに大きな魅力を感じているそうです。 ツクイグループの一員となり研修制度の充実も実感しているとのこと。「今後は喀痰(かくたん)吸引など医療的ケアの知識・技術も身につけ、さらに専門性を高めていきたい」と語ってくれました。

 

ゆいゆい浦添
左:ゆいゆい南風原・浦添 マネージャー 新島さん 右:サービス提供責任者 土井さん 

「その方らしい最期」を支える介護

ゆいゆい浦添の開設当初から施設を支えてきたサービス提供責任者の土井さんは、ホスピスだからこそ実現できる看取りにも大きなやりがいを感じているといいます。 ご家族が泊まり込んで最期まで寄り添ったり、お客様を囲んでお別れの食事会を開いたりと、その人らしい時間を大切にできることが、ゆいゆいの特長です。その魅力について、土井さんはこう語ります。
「看取りに同じ形はありません。お客様とご家族、それぞれに違う物語があります。その方らしい最期を支えられることが、ゆいゆいならではの魅力だと思います」

ツクイグループの一員となったことによる変化については、「研修の充実はもちろん、評価制度も整っているので、自分がどのように成長していけるのかが見えるようになりました。頑張りが形になる実感があります」と話す土井さん。今後は管理職への挑戦も視野に入れており、「スタッフ一人ひとりが成長できる施設にしたい」と話してくれました。 

※役職は取材時点(2026年6月)のものです。現在は事業管理者を務めています。
 

「在宅にもっとも近いホスピス」を目指して

取材を通じて感じたのは、ゆいゆいが単なる「終末期の施設」ではなく、一人ひとりの人生に最後まで寄り添う「暮らしの場」であることです。 お客様、ご家族、そしてスタッフが一緒になって、その人らしい時間をつくり上げていく――。ツクイグループの仲間として、これからのさらなる活躍に期待が高まります。

 

ゆいゆいお客様作品
お客様が作った鮮やかな色彩が特徴の手編み作品
ゆいゆいシーさー
施設を見守る沖縄の伝統的な守り神「シーサー」

 

<取材>
総務部広報課 奥山