TSUKUI Vision 2040 ― 人生100年時代を支える、これからのツクイの挑戦 ―

2026-07-09

ツクイグループはこのたび、新たな長期ビジョン「TSUKUI Vision 2040」を策定しました。本ビジョンは、超高齢社会の進展という社会課題に向き合いながら、どのような価値を提供し続けていくのか、その方向性を示すものです。

なぜ、2040年を見据えるのか

日本はこれから、これまでに経験したことのない超高齢社会へと突入します。
厚生労働省の推計では、2040年には65歳以上の人口が全体の約35%を超えるとされており※13人に1人以上が高齢者となる社会が到来すると見込まれています。
一方で、人口や労働人口の減少、物価・賃金の上昇、社会保障制度の変化など、介護事業を取り巻く環境は大きく変わっていきます。

経営環境の変化

•    高齢者人口の増加に加え、要介護度の重度化や、老老世帯・独居世帯の増加といった構造的変化が進む
•    働き手は減少し、人材確保はより困難に
•    事業コストは上昇し、効率化が不可欠に
•    介護保険制度は持続性の観点から変革が進む

こうした環境の中で、介護事業の持続は、社会の持続を支える重要な要素となります。
だからこそ、「その先の未来」を見据えた新たな指針を打ち出しました。

ツクイが目指す未来像

TSUKUI Vision 2040の根幹にあるのは、ツクイグループの企業理念の中にある考え方です。
「超高齢社会の課題に向き合い 人生100年幸福に生きる時代を創る」 
私たちは、単に介護サービスを提供する会社ではありません。
「長生き」を不安ではなく「希望」に変え、誰もが自分らしく生きられる社会をつくる存在でありたいと考えています。

4つの価値を同時に実現する戦略方針

TSUKUI Vision 2040では、「お客様の幸せ」「従業員の幸せ」「社会の成長」「会社の発展」4つの価値の好循環を重視しています。

当社は、持続可能な社会の発展に向けて、従業員の幸せを重要な基盤と考えています。
少子高齢化が進行する日本社会においては、介護事業そのものの持続可能性が不可欠であり、その実現には従業員が安心して働き続けられる環境が重要です。
そのため、働きやすく安心できる職場環境づくりや、給与・福利厚生など処遇制度の充実を進めています。

ツクイの考える「お客様の幸せ」

当社では、「お客様の幸せ」は、住み慣れた地域で、その人らしく安心して暮らし続けられることだと考えています。
2040年には、75歳以上の人口増加を背景として、在宅生活における要介護度の重度化や、老老世帯や独居世帯の増加が予測されています。そのような環境の中で、通い・泊まり・訪問・住まい・医療・保険外サービスなど、多様なニーズに応え、「ずっと自分らしく」の実現を支えるサービスを磨き込んでいきます。

「会社の成長」のための3つの戦略の柱

TSUKUI Vision 2040の実現に向けた具体的な方向性として、ツクイは3つの戦略を掲げています。

  1. サービスの最適化
    お客様お一人おひとりのニーズや地域の実情に合わせて、介護・医療・保険外を組み合わせたサービスを提供していきます。
  2. 事業収益の最大化
    顧客数の増加や利用率・稼働率の向上により、顧客単価の改善を図ります。あわせて、人員配置の最適化や生産性の向上、事故や不正防止などのリスクマネジメントを通じて、収益基盤を強化していきます。
  3. 未来投資の拡大
    今後のさらなる成長に向けて、医療・保険外事業の拡大、人財※2強化(知識・スキルのレベルアップ)、DX(デジタル化)推進への積極的な投資を行い、将来にわたって選ばれ続ける企業を目指します。

鍵となる「保険外事業」

TSUKUI Vision 2040の中でも特に重要なのが、保険外事業の拡大です。
今後、介護保険制度は財政的な制約が強まり、従来の枠組みだけではニーズを支えきれなくなる可能性があります。その中で、生活支援や健康サービスなどの「保険外領域」が大きく重要性を増していきます。
2040年には、シニア市場は約115兆円に拡大すると見込まれており、これは社会的にもビジネス的にも大きな可能性を秘めています。
当社はこの分野に積極的に取り組み、より幅広い価値を提供していきます。

「サービス一体提供」で新しい価値へ

保険外事業の拡大により、より早い段階からお客様との接点を持ち、単発的なサービス提供にとどまらず、お客様の状態やニーズに応じて複数のサービスを組み合わせた、一体的な提供体制の構築を目指します。
介護事業・医療事業・保険外事業を連携させるとともに、これらを利用された方のデータを活用し、ニーズに合ったサービスや情報を提供することで、より良好な顧客関係を構築し、必要なときに適切にお客様に寄り添うモデルへと進化していきます。

 

TSUKUI Vision 2040 策定にあたり高畠社長からのメッセージ

私たちの思いは、介護事業を始めた当時から変わらず、在宅生活を少しでも長く継続できる仕組みをつくることです。これまでは介護を通じて取り組んできましたが、これからは介護・医療・介護保険外サービスへと領域を広げ、在宅生活を支える仕組みとサービスを継続的に創出していきます。2040年を遠い未来と捉えるのではなく、今から誠実に挑戦する。それが、お客様や従業員の希望につながり、未来の安心へとつながります。

「最期は自宅で迎えたい」――その言葉の意味を、誰よりも理解しているのが私たちです。だからこそ、各地域が抱える課題や変化に対して確かな時間軸を持ち、同じ思いを持った仲間とともに、その地域に必要なサービスをつくり、一人でも多くの在宅生活を支えていきたいと考えています。
そのためには、いかにお客様や地域の声に耳を傾け、行動していけるかが重要です。そして、その中心となる従業員の皆さんには、課題に主体的に向き合い、「自分ごと」として考え、行動してほしいと願っています。
さらに、従業員の皆さんがこの仕事に誇りを持ち、それに見合う処遇を実現することで、持続可能な未来へとつなげていきます。新しい取り組みに前向きに挑戦する、こうした日々の積み重ねが、ビジョン実現への第一歩です。

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当社では、従業員は最も大切な経営資源であり財産であると考え、「人材」を「人財」と表しています。