【事業所の取り組み】お客様のできるを引き出す「合志リズム隊発表会」【ツクイ合志】
ツクイ合志(熊本県)では、お客様の日々の活動を発表する場として「合志リズム隊発表会」を毎年開催しています。
5月19日、地域の文化ホールにて、第4回となる発表会が行われました。
この活動は、「デイサービスでお客様がどのように過ごしているかをご家族に知っていただきたい」という思いをきっかけに始まりました。発表会は、音楽療法士や他事業所のスタッフによるピアノ演奏も交えながら、約30分間で5曲の演目を披露。お客様は席に座ったままリズム運動をします。半年前から、日々の集団体操に発表会の演目を取り入れて練習を始めました。すると、お客様同士で動きを教え合う姿も見られるようになり、それぞれの役割も自然に生まれていきました。気づけば互いに支え合う関係が築かれ、会話も増え、お客様同士やスタッフとの一体感が高まっていきました。
当日の様子
当日は、ご家族やケアマネジャー、地域の方々が見守る中、温かな雰囲気で開演しました。
お客様は旗やカスタネットなどの小物を手に、リズムに合わせて振り付けを披露。一つひとつの動きから、積み重ねてきた成果が感じられます。
今回の発表会では、手話を取り入れた演目にも新たに挑戦。スタッフの予想を上回り、多くのお客様が「やってみたい」と意欲的に取り組む姿が見られました。通所介護事業管理者の長廣さんは、「耳の不自由なお客様が中心となり、周囲に動きを伝える場面もあり、自然と教える側としての役割が生まれていました」と語ります。こうしたやり取りをきっかけに、お客様同士のやり取りも活発になっていったそうです。
当日は大きな会場に驚かれるお客様もいらっしゃいましたが、「この年齢になってこんな素敵な舞台に立てると思っていなかった。とてもうれしい!」といった声も聞かれました。リハーサルでは緊張されていた方も、本番ではいきいきと演じることができ、会場は一体感に包まれていきました。
演目が進むごとに温かな拍手が広がり、発表を終えたお客様の表情には達成感があふれていました。


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可能性とつながりを広げる取り組みへ

合志リズム隊発表会は、お客様一人ひとりの「できること」を引き出し、新たな役割や自信につながる取り組みです。活動を重ねる中で、これまでできないと思っていたことに挑戦する姿や、自信を取り戻していく様子も見られるようになりました。舞台の上だけでなく、その過程や日々の積み重ねが、お客様の生活に彩りをもたらしています。
長廣さんは、工夫している点について「ご家族との会話のきっかけにもなればと思い、親しみやすい最近の楽曲も取り入れています」と話します。この取り組みは、お客様・ご家族・地域をつなぐ機会にもなっています。長廣さんは「今後は近隣の保育園との交流や、地域のお祭りなどで発表ができたらと考えています」と、今後の展望についても語ってくださいました。これからも合志リズム隊発表会は、お客様一人ひとりの可能性を広げながら、新たなつながりを育んでいきます。
<取材>
総務部広報課 吉澤