【1/90,000の個別ケア】お一人のお客様への思いから始まった「まんまる体操」【ツクイ札幌北野グループホーム】

2026-05-28

ツクイでは、全国で月間およそ9万人(※1)のお客様にサービスを提供しています。そのお一人おひとりに寄り添う中で生まれるケアを「1/90,000の個別ケア」と題し、日々の関わりの中でのお客様の変化や笑顔のエピソードをお届けしています。
第3弾となる今回は、ツクイ札幌北野グループホーム(北海道)のお客様とのエピソードをご紹介します。

※1 複数サービスや複数事業所のご利用も個別にカウントした延べ人数です。
 

グループホームに響く「まんまる体操! 」

みんなで輪になって体操をする、入浴後のひととき

ツクイ札幌北野グループホームでは、毎日夕方の入浴後にお客様全員で体操を行っています。この体操の始まりと終わりには、頭の上で大きな円をつくり「うー、まんまる体操! 」と声を合わせるのが恒例です。
今では日々の暮らしに溶け込んでいるこの時間は、お客様のご家族からのご相談をきっかけに生まれました。

頭の上で大きな円をつくり、「うー、まんまる体操!」と元気にスタート
頭の上で円をつくり、「うー、まんまる体操! 」と元気にスタート
お客様とスタッフが息を合わせ、みんなで楽しく体操に取り組んでいます
お客様とスタッフが息を合わせ、楽しく体操に取り組んでいます

「私たちにもできること」を形にして

「足の筋力が落ちてきていて……。グループホームでも体操を実施していただけませんか? 」
お客様のご家族から、整形外科で教わったもも上げや膝伸ばしの体操を継続してほしいというご相談があり、その方法の一つとして訪問リハビリの利用も検討しましたが、制度上難しい状況でした。そこで、ケアマネジャーの大岡さんが体操の内容を確認すると、それは特別な機器を使うものではなく、日々のケアに取り入れられそうなものでした。

「私たちだからこそできる関わり方があるのではないか」

そんな思いから、グループホームでの実施を検討し始めます。さらに、ほかのお客様にとっても自然に体を動かすきっかけになるかもしれない――。そう考えた大岡さんは、ご家族から教わった内容を取り入れながら、オリジナルの体操づくりを進めていきました。そして「このお客様のために始まったものだと分かる名前にしたい」という思いから、お名前に使われている漢字の読みをいただき「まんまる体操」と名付けました。

体操が生んだ、うれしい変化

この取り組みは毎日の習慣として続けられ、うれしい変化を生み出しています。
体操のきっかけとなったお客様は、以前は起き上がりや移動に介助が必要な場面もありましたが、現在は自ら立ち上がり、食器洗いや配膳にも積極的に取り組まれています。また、ほかのお客様にも良い影響が広がっています。普段はお話をされることが少ないお客様が体操の中で声を出す機会が増えたり、短期的にものを覚えることが難しいお客様が動きを身に付け、自然に参加される姿も見られるようになりました。
こうした日々の積み重ねに、ご家族からも「柔軟に対応していただき感謝しています。また、一人ではなく、ほかのお客様と一緒に取り組めているとお聞きしてうれしいです」と喜びの声が寄せられています。

 

個別ケアが、みんなのケアへ

大岡さんは、こう語ります。
「現在はスタッフごとにアレンジが加えられ、日々変化のある時間となっています。今後も継続するとともに、認知症カフェなどを通じて、地域にも体操を広げていきたいと考えています」
お一人のお客様への思いから始まったこの取り組みは、現在では日常に溶け込み、さまざまな変化を生み出しています。これからも日々の関わりの中で生まれる気づきを大切にしながら、この「まんまるの輪」は広がっていきます。


 

↓「1/90,000の個別ケア」前回の記事(左)と応募方法のご案内(右)はコチラ↓

 


<取材>
総務部広報課 登山