【介護DX実証実験】ツクイ・サンシャイン足立が協力! 「東京ケアモデル」を全国の事業所へ

2026-01-08

近年ニュースなどで注目されている「介護DX」とは、介護現場にデジタル技術を導入し、業務効率化とサービス品質向上を図る取り組みです。センサーやAI、クラウドを活用することで記録や見守りを自動化し、介護現場の負担軽減とお客様の安全・安心を支援します。

なにが始まる?「東京ケアモデル」実証への参加

ツクイは、株式会社最中屋と株式会社日本経営が中心となって進めている新しい介護モデル「東京ケアモデル」の実証実験に参加しています。この取り組みは、最中屋のデータ活用技術と、日本経営が持つ自立支援介護の専門知識を組み合わせ、複数の専門機関が連携して進めているプロジェクトです。

「東京ケアモデル」では、これまで経験や勘に頼りがちだったケアを「データと分析」で見える化することを目指しています。今まで見えにくかったケアの質や頻度、お客様の変化をデジタルの力で整理・可視化する試みです。

今回の実証では、ツクイ・サンシャイン足立の皆さんが中心となって取り組みを進めており、営業部IT推進課の小泉さんは、現場がスムーズに活用できるようサポートの役割として参画しています。現場の声を大切にしながら、未来の介護づくりを後押ししています。

どんな仕組みを使うの?

このモデルで使われる主なツールは次の2つです。
組み合わせることで、「質の高いケア」と「働きやすさ」の両立を目指します。

データ分析・可視化ツール「(仮称)ミエルト for 自立支援」
介護記録や見守りシステムのデータを一元化し、状態変化を見やすく可視化。
多職種でのスムーズな情報共有にも役立ちます。

タイムスタディアプリ「ハカルト」
「どのケアにどれだけの時間を使ったか」「記録や準備などの間接業務にどれくらい時間がかかったか」を可視化。
データをもとに業務改善や働き方の見直しにつなげることができます。

なぜ今、このような取り組みが必要なのか?

介護現場では、2040年には約272万人の介護人材が必要とされ、毎年3万人以上の確保が求められています。慢性的な人手不足が続く中、限られた時間を「ケアそのもの」に集中できる仕組みが必要です。
また、お客様一人ひとりに合ったケア方法がデータから把握できれば、施設全体として「安定した質のケア」を提供しやすくなります。見えない業務の削減や効率化によってスタッフの負担も減り、より安心してケアに集中できる環境が整います。

ツクイとしての立ち位置

ツクイ・サンシャイン足立は、2025年9月から12月にかけて「東京ケアモデル」の実証施設として取り組みを進めています。対象となるお客様2名の生活機能の変化を追いながらケアを実施し、そのプロセスと結果を丁寧に検証しています。

この実証のポイントは、単にデータを収集するのではなく「お客様がより自立していくために、スタッフがどう支援し、その結果どんな変化が生まれたか」を見ていくことにあります。そのためには、まずスタッフが自立支援介護について正しい知識を持つことが重要です。そこで、研究パートナーである日本経営が開催する研修を受講し、現場で活かせる知識を習得しながら取り組みを進めています。こうした取り組みを通じて、ツクイは「東京ケアモデル」構築の重要な役割を担っています。

対象のお客様の変化を共有している様子
対象のお客様の変化を共有している様子
お客様の状態変化を見守りながらケアを実施
お客様の状態変化を見守りながらケアを実施

小泉さんからのコメント「根底にあるのは自立支援介護」

営業部IT推進課 小泉さん
営業部IT推進課 小泉さん

「東京ケアモデル」は、単なるデジタル化ではなく、自立支援介護の考え方が基盤になっています。お客様が自分らしい生活を取り戻し、尊厳を守りながらより自立した日常を送れるよう支援することが目的です。データを活用することで、ケアが生活機能の改善にどうつながっているのかを明確に把握できるようになります。
現場の皆さんにとっても、お客様の回復を見守ることは専門職としての自信やモチベーションにつながりますし、デジタルツールによる業務負担の軽減にも期待しています。
今回の実証をツクイの成功事例として形にし、将来的には他事業所にも展開できたらと考えています。現場の皆さんと一緒に、より良い未来の介護をつくっていきたいと思います。


ツクイはこれからも「より良いケアを、安心して、長く続けられる現場」を目指しています。
こうした先進的な取り組みへの参画は、社会的信頼を高めるだけでなく、現場の皆さんにとっても大きな意義があると考えています。


<関連URL>
プレスリリース:【最中屋】東京都「自立支援に向けた事業者の取組支援事業」に参画

<取材>
総務部広報課 吉澤