【ツクイ東新潟】地域とのつながりが支えた12年の歩み、これからの未来へ
コロナ禍を乗り越えて、笑顔をつなぐ力ツクイ東新潟(新潟県)は開所から12周年を迎えたデイサービスです。新型コロナウイルス感染症の流行下では、地域の方々と触れ合う機会が減り、行事や交流が思うように実施できない日々が続きました。そのような中でも、地域とのつながりを絶やさないことを大切に、電話や手紙でのやり取り、小規模なイベントの開催などを通じて、少しずつ日常を取り戻してきました。 |
にぎわいと工夫に満ちた夏祭り
イベント当日は、ぎょうざや唐揚げ、たこ焼きなどのキッチンカーが並び、お祭りらしい雰囲気が満ちあふれていました。会場は香ばしい香りと活気に包まれ、お客様は「おいしそうな香りがするね」「早く食べたいよ」とワクワクしたご様子でした。
このイベントは春から準備を重ねてきたもので、スタッフは日々お客様へのお声掛けを続け、少しずつ参加の輪を広げてきました。その結果、当日は50名ものお客様にお越しいただきました。事業所内では、「また来たい」「次回も楽しみにしている」といったお声が聞かれ、スタッフにとって大きな励みとなっているようです。
ケアマネジャーに聞く、ツクイ東新潟の強みと安心感今回の取り組みをきっかけに、外部からの評価についても耳を傾けました。近隣のケアマネジャーの方々にお話を伺うと、ツクイ東新潟の特長として「個別レクリエーションの充実」が挙げられました。「集団で行うレクリエーションは大きな盛り上がりが期待できる一方で、趣味や関心が合わない場合にはお客様が参加しにくくなることもあります。その点、個別に選べるレクリエーションが豊富であることは、集団行動が苦手な方にも安心しておすすめできる」と評価されていました。 |
| さらに、スタッフについても高い評価の声が寄せられました。「お客様のちょっとした変化にすぐ気付く対応力、認知症の症状が進んだ方も快く受け入れる姿勢、そしていつも明るく丁寧に接してくださる生活相談員の三浦さんのような存在は、ご家族やケアマネジャーにとっても大変心強い」とのことでした。 このように、ケアマネジャーの声や実際の事業所の様子から、スタッフのきめ細やかな対応や柔軟な運営姿勢が、お客様の満足につながっていることがうかがえます。 | ![]() |
仲間と挑む、次のステージへ
ツクイ東新潟は、地域に根差した事業所として、今後迎える15周年・20周年の節目を見据え、「お客様に選ばれるデイサービス」「地域に必要とされるデイサービス」を目指して歩みを続けています。お客様やご家族に安心していただける場をつくること、そしてスタッフがやりがいをもって働ける環境を整えること。その積み重ねが、次のステージへと進む力になっています。
こうした取り組みは、ツクイ東新潟だけでなく、エリア全体で共有し、発展させていくことも大切です。そこでグループマネジャーの山口さんに、エリアとしての取り組みについてお話を伺いました。
山口さんによると、グループ会議では、毎月マネジャーに宿題を設定しているそうです。そのうちのひとつが、営業戦略です。より多くの方にツクイのサービスをご利用いただけるよう、さまざまな営業スタイルを試み、ケアマネジャーとの関係を構築する機会を設けています。また、営業チラシの刷新や、各事業所のスタッフがアピールポイントを見直し強みを磨くことで、実際に手ごたえを感じるケースも増えてきたといいます。
さらに、スタッフが安心して長く働ける職場づくりにも力を入れており、離職防止の取り組みとして、週に一度必ずマネジャーがスタッフ一人ひとりと面談をして、悩みや意見を丁寧に受け止める場を設けているそうです。こうした取り組みは、働きやすさの向上だけでなく、スタッフ同士の信頼関係を深め、より高い水準のサービス提供にもつながっています。
お客様一人ひとりの思いや希望に寄り添い、地域とのつながりを大切にするツクイ東新潟。スタッフの力と工夫がサービスの質を高めています。
<取材>総務部広報課 吉﨑
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