【介護スタッフ】全国大会への登竜門! ケアコンテスト2025ブロック大会が開催されました
2025年12月12日に開催されるケアコンテスト全国大会への登竜門となる「ブロック大会」が、全国9ブロックで開催されました。
今回は、神奈川圏・関西圏の現地取材を中心に、ブロック大会の様子と全国大会出場チームをご紹介します。
ケアコンテスト ブロック大会の概要
ケアコンテストは、ツクイの介護サービス(一部を除く)に従事する介護スタッフが、2人1組のペアとなって介護技術を競うコンテストです。ペアのうち1名が選手として競技を行い、もう1名はリーダーとして技術的な助言やケア内容の検討を行いながら、お客様役も兼任します。
課題「認知症を持つ方へのケア」
今回の課題は、リーダーが演じる認知症を持つお客様「佐藤様」へのケアです。
以下の2つの場面で構成されており、選手は限られた時間の中で状況に応じた適切な対応をします。
会場には、丸椅子・足台・エプロン・おしぼりなどの小道具が用意され、実際のケア場面に近い環境で競技が行われました。
- 場面1:浅く腰掛けウトウトと眠っている佐藤様を目覚めさせる
- 場面2:おやつ摂取の支援
現地レポート
神奈川ブロック大会
8月29日、ウィリング横浜で神奈川ブロック大会が開催されました。
出場者たちは、お客様との日々の関わりやケアの工夫を、丁寧に表現しました。そこには、スタッフの創意工夫と熱意が込められており、日々のケアの積み重ねがそのまま表れていました。会場には緊張感と温かさが入り混じり、競技のたびに優しい拍手と応援の声が響き、温かな雰囲気に包まれていました。
出場者からは「お客様に安心していただけるケアを意識して挑みました。他のチームの競技を見て、『そんな方法があったのか』という気づきも得られました」との声があり、同じ課題でもチームごとに異なる視点があることに学びと面白さを感じていた様子でした。
神奈川ブロック大会の運営・実行を担当するグループマネジャーのみなさんは、審査について「お客様が左目の視力が弱いという設定があり、選手が右側に座るなどの配慮が評価ポイントとなっていましたが、出場者の実力が高く、採点は困難を極めました」と振り返ります。
全国大会出場チームへの応援メッセージとしては、神奈川圏は事業所数が多いブロックであることから「代表として自信を持って全国大会に挑んでほしい」と、温かい応援の言葉が送られました。
関西ブロック大会
9月18日、新大阪丸ビルで開催された関西ブロック大会。
関西ブロック大会の運営・実行を担当するグループマネジャーのみなさんは、「コンテストに取り組むことで、日ごろの何気ないケアの中にある『NGの部分』が浮き彫りになることがあり、とても貴重な機会だと感じています。参加者だけでなく、従業員の皆さんにも競技をご覧いただきたいと思っています。」と語り、競技を通じてスタッフ全体の気づきにつながることへの期待を寄せていました。
訪問介護事業所などでは、課題の場面をイメージしにくいこともあります。そのため、サービスに合わせた想定に置き換え、グループマネジャーと一緒に考えるなどの工夫を重ねました。出場者が実感を持って取り組めるよう、細やかな配慮がなされていたそうです。
全国大会出場チームへの応援メッセージとしては、「キラリと光るものがあって選ばれたお二人です。関西ブロック大会で得た学びを糧に、介護の原点に立ち返って全国大会に挑んでください。楽しんでもらえたらうれしいです」と温かい言葉が寄せられました。
関西圏代表として全国大会に出場する若山さん・瀬口さんペアは、事業所全体で取り組んだ準備の様子を振り返りながら「お客様への提案方法などは、グループマネジャーや相談員をはじめスタッフみんなで何度も検討を重ねました。限られた競技時間の中で、どの部分を削るかの調整に苦労しました。」と、大切にしたポイントを語ってくれました。また、グループ予選で他チームの競技から多くの学びがあり、それを全国大会に生かしたいという前向きな言葉もありました。
写真で見るブロック大会の様子



全国大会出場チームの紹介
全国9ブロックから選ばれた、全国大会に出場する皆さんを意気込みのコメントとともにご紹介します。
第一北日本圏
ツクイ旭川東

お客様により良いケアを提供できるよう、「日々成長」を目標に取り組んできました。温かいケアを精一杯表現し、今回の挑戦が今後のサービス向上につながるように頑張ります!
第二北日本圏
ツクイ新潟姥ヶ山グループホーム

全国大会に出場できることをとてもうれしく思います。日々のケアを振り返りながら、お客様に寄り添うことを大切に、2人で一緒に考え、練習を重ねてきました。課題である「認知症を持つ方へのケア」において、グループホームで勤務している私たちの強みを生かせたらいいなと思っています。練習に協力してくださった事業所の皆さんへの感謝を胸に、代表としてしっかりと挑みます!
※和泉さん・古谷さんは昨年も全国大会に出場しており、今年も経験を活かして挑戦します。
東日本圏
ツクイふじみ野亀久保
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全国大会に出場できることを、とても光栄に感じています。ケアコンテストを通じて、介助や声かけによってお客様が少しでも希望を持ち、前向きな気持ちになれる可能性があることにあらためて気づき、この仕事のやりがいを感じました。前回の反省を活かしながら、悔いのないように全力で挑みたいと思います!
首都圏
ツクイ幕張ベイパーク

全国大会に出場できることを大変光栄に感じています。日頃から丁寧なサービスとお客様との適切なコミュニケーションを心がけてきました。予選やブロック大会では多くの学びがあり、出場選手の皆さんから良い刺激もいただきました。応援してくださる皆様の期待に応えられるよう、精一杯頑張ります!
神奈川圏
ツクイ横浜三保

日々の介護業務で培った力を活かしながら、これまでたくさん話し合い、練習を重ねてきた成果を全力で発揮したいと思います! ご意見をくださった皆さまの支えがあったからこそ、ここまで来ることができました。感謝の気持ちを込めて、自分たちらしいケアを丁寧に届けたいと思います。
中部・近畿圏
ツクイ宇治神明
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これまでのお客様との関わりの中で得た経験を活かし、正しいケアを追求しながら全国大会優勝を目指して挑みます! 日々の練習に付き合ってくださったスタッフの皆さんのためにも優勝したいです。
関西圏
ツクイ尼崎武庫之荘

グループマネジャーや事業所のみんなでつかんだ全国大会の切符なので、関西圏の代表として恥ずかしくない競技ができるように頑張ります。優勝を目指すというよりも、日ごろのケアを見ていただくぞ! という気持ちで挑戦したいと思います。
西日本圏
ツクイ岡山御南

プレッシャーもありますが、2人で楽しみながら挑戦したいと思います。予選・ブロック大会を勝ち抜いてきた皆さんと出会えることも楽しみにしています。練習時間の確保やアドバイスなど、事業所の皆さんの支えに感謝しながら、西日本圏の代表として精一杯頑張ってきます!
※片山さんは、昨年のケアコンテスト2024で優勝経験があり、今年は新たなペアで再び全国大会に挑みます。
有料圏
ツクイ・サンシャイン新倉敷

前回のブロック大会では、緊張の中でも一歩ずつ前に進む自分たちを実感することができ、多くの気づきと学びを得ることができました。今回はその経験を糧に、有料老人ホームの皆さんへの感謝の気持ちを胸に、誠意を込めて自分たちらしい表現をしたいと思います!
ケアコンテストは、技術を競うだけでなく、日々のケアを見つめ直すきっかけにもなっています。
忙しい毎日の中で、つい「やってあげる」ケアになりがちですが、お客様の「できること」や「やってみようとする気持ち」を大切にする視点が、あらためて注目されています。
その思いを胸に、全国9ブロックから選ばれた9チームが、12月12日に神奈川県横浜市で開催される全国大会に挑みます!
↓ケアコンテスト2025の主催「介護のチカラを信じて委員会」への取材記事はコチラ↓
↓ケアコンテスト2024 全国大会の開催報告記事はコチラ↓
<取材>
総務部広報課 吉澤
