【ST通信 vol.1】ST通信、はじまりました!【STコミュニティー】

2025-08-28

ST通信、はじまりました!

~STコミュニティーの活動から、サービスの質向上へ~
ツクイでは、「話す」「聞く」「食べる」 に関する支援を行う専門職である言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist、以下「ST」)による「STコミュニティー」を2024年度からスタートしました。
この取り組みは、ST同士がつながり、学び合い、現場での支援の質を高めていくことを目的としています。
その一環として、ST向けの情報をまとめた「ST通信」を、2か月に1回のペースでお届けします。
今回は、STコミュニティーの活動内容と、最近話題になっている「錠剤嚥下(えんげ)障害」についてご紹介します。

STコミュニティーとは?

STコミュニティーでは、以下のような活動を通じて、職種ごとの専門性を生かしながら、チーム全体のケアの質を高めることを目指しています。

  • ST同士の交流・相談の場づくり
    ・ ST通信の発行(2か月に1回)
    ・ 年1回の全体研修(次回は10月17日開催予定!)
  • 新人STの育成サポート(年3回)
  • STパンフレットの作成(STの役割をわかりやすく伝えるため)
  • 口腔(こうくう)機能向上サービスの推進 など

こうした活動のひとつとして、現場での支援に役立つプログラムをまとめた冊子が完成しました。

「トレPRO-BOOK」完成!

2024年度に実施したツクイの顧客満足度調査では、「余暇の過ごし方」や「機能訓練をもっと充実させてほしい」といった声が寄せられました。こうした声を受けて、全国のツクイのSTが中心となり、現場で役立つプログラムをまとめた冊子「トレPRO-BOOK」を作成しました。
この冊子には、記憶力や注意力を高めるための簡単なトレーニングや、呼吸や飲み込みの機能をサポートするプログラムなどが紹介されています。また、理学療法士や作業療法士が行う訓練も含まれており、現場で活躍するさまざまな専門職の工夫やアイデアがたくさん盛り込まれた内容になっています。

知っておきたい「錠剤嚥下(えんげ)障害」

6月に開催された日本言語聴覚学会では、「錠剤嚥下(えんげ)障害」について報告されていました。
通常の食事と違い、錠剤は「固形の薬」と「水分」を同時に飲み込む必要があり、実は高度な嚥下(えんげ)機能が求められるそうです。食事は問題なくても、薬だけが飲みにくいという方も少なくありません。ツクイでも、薬の服用に困難を感じているお客様がいらっしゃいます。
今後は、必要に応じて「Pill-5」という評価スケールを活用し、より安全な服薬支援につなげていくことが期待されています。

あらためて見直したい「頸部(けいぶ)聴診法」

STが日常的に行っている「頸部(けいぶ)聴診法」についても、基本を振り返る機会がありました。
これは、嚥下(えんげ)時の音や呼吸音を聴診器で確認し、嚥下(えんげ)機能を推定する方法です。
特に生活期では、内視鏡や造影検査が難しい場面も多く、頸部(けいぶ)聴診法が重要な役割を果たしています。
「何のために行うのか」「どんな音に注目するのか」を意識することで、より的確な支援につながります。

STの力が、ツクイのサービス品質の向上につながっています

STコミュニティーの活動は、専門職がつながり、学び合い、現場の支援力を高めるための大切な取り組みです。
こうした職種ごとのコミュニティーの活性化が、ツクイ全体のサービスの質の向上にもつながっています。
これからも、ST通信を通じて、現場で役立つ情報や取り組みをお届けしていきます。どうぞお楽しみに!

ST通信 全文はこちら(資料リンク)


<お問い合わせ先>
サービス支援部 金谷