【横浜F・マリノス】日産スタジアムで横浜F・マリノスのファン・サポーターに車いすと杖を使った介助体験のセミナーを開催!
車いすと杖を使った介助体験のセミナーを開催
2025年7月20日(日)、日産スタジアム内にある横浜市スポーツ医科学センターにて、プロサッカークラブ「横浜F・マリノス」のファン・サポーターを対象に「車いすと杖を使った介助体験のセミナー」を開催しました。
今回のセミナーは、介護を実際に体験することで、思いやりの心や支えることの大切さを感じていただけるようにとの思いを込めて企画しました。会場には抽選で選ばれた横浜F・マリノスのファン・サポーターらが集まり、介護に関心のある方々に加え、小学生以下の子どもたちにもご参加いただきました。今回はそんな当日の様子を紹介します。
GO!GO!ツクマリ体操でウォーミングアップまずはウォーミングアップとして、全員で「GO!GO!ツクマリ体操」を実施。子どもから大人まで楽しめる簡単な動きで、初めての方でもすぐに覚えられる内容なので、会場には自然と明るい笑顔が広がり、参加者同士の距離もぐっと縮まるスタートとなりました。 |
体を動かしながら楽しく学ぶ!福祉のかたち
体が温まったところで、いよいよセミナーの本題へ。今回のセミナーでは、理学療法士でもあるコーポレート推進本部の林さんが講師を務めました。
まずは車いすの種類や特徴、それぞれどのような方が使用するのかを紹介し、車いすに関する基本情報を知ってもらいました。操作の体験では、車いすの各部位の名称や広げ方・たたみ方などを解説。ブレーキの位置が2か所あることを伝えると、子どもたちは車いすに近づきながら「ここだ!」と声をあげ、興味津々で位置を確認している様子が見られました。また、車いすを広げる場面では少し苦戦する様子が見られましたが、大人やスタッフと一緒に取り組む中で徐々にコツをつかみ、楽しみながら操作を覚えていく姿が印象的でした。
さらに、実際に車いすに乗ってもらうことで、乗車時の正しい姿勢や、スロープを使った坂道の上り下りを体感。車いす利用者の立場になってみることで、ちょっとした段差や傾斜がどれほど大変か、実感していただけた様子でした。
続いては、杖を使った福祉用具の体験へ。
今回は形状や用途の異なる3種類の杖を用意しました。中には普段目にする機会が少ない杖もあり、参加者からは「こんなに種類があるとは知らなかった!」と驚きの声もあがっていました。それぞれの杖の特徴を紹介しながら、正しい使い方や、体に合った適切な長さの目安、歩行時の持ち方や姿勢のポイントなどを解説。林さんからの説明に真剣な表情で耳を傾けていました。
その後の実技体験では、「右足が痛いと仮定した場合、どちらの手に杖を持つと歩きやすいか?」という問いかけに、実際に杖を手に取りながら自分の体で確認し、考えてもらいました。最初は戸惑っていた方も、何度か試すうちに「なるほど、こう持つと安定するんだ!」と納得の表情を見せ、杖の使い方ひとつで歩行のしやすさや安定感が変わることを実感している様子でした。
子どもたちと一緒に感じた「支える」ことの意味今回のセミナーでは、車いすや杖といった福祉用具を実際に使ってみることで、日常生活の中ではなかなか気づきにくい「支える側・支えられる側」の視点を体験していただきました。体験を通して感じたことや気づいたことは、今後の生活の中で誰かを思いやるきっかけになるはずです。今後もツクイは、地域の皆様とともに、福祉をもっと身近に、もっとやさしく感じられる取り組みを続けていきます。 |
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<取材>総務部広報課 吉﨑