【お気に入りに出会えた日】介護付き有料老人ホームでの出張ファッションフェアに潜入!

2025-06-26

お客様の生活に彩りと活力をもたらすファッションフェア

ツクイ・サンシャイン川崎宮前(神奈川県)で開催されたファッションフェアに伺い取材しました。
施設で暮らすお客様が、どのようにファッションを楽しみ、日々の生活に彩りを添えているのか。その様子をお客様の声とともにお届けします。

施設内で衣料品や地方物産を自由に選んで購入できるこのイベントは、年に2回開催され、お客様にとって「選ぶ楽しさ」を感じられる貴重な機会となっています。
今回は春夏ものが豊富にそろう中、多くのお客様が参加され、お洋服を鏡でチェックされたり、色味や素材を真剣に選ばれたりと、お買い物を楽しまれていました。

おしゃれがもたらす、暮らしの彩り

「半袖を3枚と、靴下を2足買いました。靴下はゴムの締め付けがないものを探していたんですけど、ちょうど良いのが見つかりました」と、うれしそうに話すのは藤田様。

「買ってきてもらうのも良いけど、靴下と同じようにゴムの締め付け具合や素材を自分で見て選びたいので、こうして施設内で買い物ができるのは本当に便利です」と笑顔を見せてくださいました。

購入されたお洋服は、施設内のピアノを演奏される際に着用されるとのことで、スタッフ一同もその晴れ舞台を楽しみにしています。

ファッションフェア1
買い物をゆっくり楽しまれる藤田様

柴田様は、カーディガン1枚と北海道みやげの定番「白い恋人」を4箱購入されました。

「これから梅雨の時期に入り肌寒くなるから、羽織るものが欲しかったんです。いいものがあったら買おうと決めていたので、出会えてよかったです」と話します。「白い恋人は孫が好きなんですよ。これも買うって決めていたんです。孫の喜ぶ顔を想像するとうれしくて」と、優しい表情で語ってくださいました。

「子育て中は、自分よりも子どものおしゃれを優先していました。でも、それも卒業して、今は自分のおしゃれを楽しむようになったんです。施設でもこうしてファッションを楽しめるのが、本当にうれしいですね」と、前向きな気持ちを語ってくださいました。

ファッションフェア2
カーディガンを鏡で合わせる柴田様

ツクイ・サンシャイン川崎宮前/施設長 松岡さんのコメント

このイベントでは、お客様ご自身が「選ぶ」という体験を通じて、「自分らしさ」や「選ぶ喜び」を感じていただくことを大切にしています。私たちスタッフは、お客様がご自身で着たいお洋服を自分で選べるようにサポートしています。

また、普段は各フロアで体操などのイベントを行っていますが、こうした全体イベントでは、フロアは関係なく自然とお客様同士の交流が生まれます。「これお似合いよ」といった会話が広がり、人とのつながりや笑顔が増える場になっています。

ファッションフェアは、単なるイベントではなく、お客様の生活に彩りと活力をもたらす大切な時間になっていると感じています。

ファッションフェア3
ツクイ・サンシャイン川崎宮前 施設長 松岡さん

鏡の前で服を選ぶ時間、お客様同士で笑い合う姿、誰かを思いながら選ぶお菓子――
そんな「選ぶこと」を楽しむ瞬間に立ち会い、ファッションフェアが暮らしに彩りと前向きな気持ちをもたらしていることを、あらためて実感した取材でした。


<取材>総務部広報課 吉澤