【地域連携】ツクイ南吹田の地域との取り組み【デイサービス】

2025-02-13

地域ケア会議から「認知症カフェ」の課題解決に挑戦

「人との関係構築は直接会って話すことを軸にして、地域活動にも積極的に参加するようにしています」と語る植西さんは、介護従事歴約20年のベテランでありながら、親切丁寧で物腰の柔らかさが魅力のマネジャーです。そんな植西さんがツクイ南吹田に異動になったのは2023年1月のことでした。
着任後は事業所周辺の地域の取り組みを学ぶため、地域ケア会議に定期的に参加。すると地域包括支援センターの方から「認知症カフェをもっと活性化させるにはどうしたら良いか」との相談を受けました。そこで植西さんは、ツクイ南吹田のスタッフにも声をかけて事業所全体で運営に携わることに。「何をしているコミュニティーなのか想像がつかず、足踏みしている方もいるのでは」との議論が行われ、認知症カフェの説明会を開催することにしました。運営スタッフが説明するだけではなく、実際に認知症カフェに参加したことのある高齢者やご家族が話す場も設けました。「参加をきっかけに家族との向き合い方が変わり、穏やかに過ごせるようになった」「悩んでいるのは自分だけではないと思えた」「まずは参加してみてほしい」このような生の声を聞いて興味や関心を持ち、新たに参加される方も増えたそうです。

南吹田1
ツクイ南吹田マネジャー 植西さん

地域の「お困りごと」にすぐに手を差し伸べられる存在になるために

そのほか、健康促進をテーマとしたフェスティバルやまちの清掃活動に参加したり、防災に関する情報発信および地域住民の防災に対する意識を高めるために結成された部会に加入したりなど、ツクイ南吹田の活動は多岐にわたります。「私たちにできることは何かを模索しながら参加した地域ケア会議でしたが、繰り返し足を運ぶことで、結果的に事業所の存在やデイサービスが何をしている所かを知っていただくきっかけとなりました。関係者同士で情報交換をしておくことで有事の際にスムーズに連携でき、地域の「お困りごと」にすぐに手を差し伸べられると考えて地域活動に参加していますが、『ツクイに相談したい』と来所する方も増え、ご利用につながることもあり、驚いています。誰もが住みやすいまちづくりを目指して、これからも活動の幅を広げていきたいです」と植西さん。
防災の部会では今夏、議長に任命されたとのこと。地域への貢献にますます意欲を高めていました!

大阪圏グループマネジャー 三好さんからのコメント

通常業務では各関係者との直接の接点は少なく、それぞれのお困りごとや地域のニーズをうかがえる機会はなかなかありません。しかし地域の課題は細かく、いろいろな場面や場所にちりばめられています。介護人材不足や認知症の方の一人歩きでの事故など、私たちが向き合うべき社会課題は数え切れません。それらの解決に向けて、植西さんをはじめ、ツクイ南吹田のスタッフが一丸となって、競合他社とも手を取り合い、地域に根差した活動を続けられるよう、私も協力していきます。

南吹田2
大阪圏グループマネジャー 三好さん

 

 


<取材>

ブランド・コミュニケーション部広報課 湯原