【人材育成】教えて!スタッフ定着率UPのための施策【神奈川圏】

2024-09-19

 

人材育成に特化した神奈川圏独自の取り組み「HITOコミュニティー」

神奈川圏では今期、スタッフの定着と育成を目標に掲げ、人材育成に特化した活動全般を総称した「HITOコミュニティー」を立ち上げました。「HITOコミュニティー」は神奈川圏のグループマネジャー井上さん・山田さん監修のもと、育成部門として新規学卒者(以下、新卒)5年目までをフォローする新卒プロジェクト・現場リーダー研修・管理者候補研修と大きく分けて3つの活動のサポートに取り組んでいます。
今回はその中の「新卒プロジェクト」を切り取ってご紹介します!

新卒プロジェクトにかけるそれぞれの思い

グループマネジャーの推薦で本プロジェクトのリーダーに選ばれた入社4年目の喜入さんと水野さんは、コロナ禍真っ只中での入社でした。研修は全てリモートだったり、地域ごとの集まりは最少人数に制限されたりと、勤務先以外の従業員と接する機会がほぼなかったと言います。「同年代のみなさんと実際に会ってコミュニケーションを取りたい!」そんな思いから、プロジェクト第1回目の活動は対面での交流会を企画。二人で考案し、自分たちで食材を調達して昼食をつくり、お絵描きリレーなどのレクリエーションをすることに決めたとのこと。

HITOコミュニティー1
喜入さん(写真左)と水野さん(写真右) 爽やかな笑顔が眩しい!
HITOコミュニティー2
打ち合わせの様子 井上さん(写真左奥)と山田さん(写真右奥)

「コミュニティーを増やすことで自分自身も含め参加メンバーの視野を広げられたら」と話す喜入さんは、新入社員初のACT(Area Crossing Tsukui-crew)(※)として入社し、現在も複数の事業所で活躍しています。一方、「自分の経験を伝えることで、後輩たちの今後のキャリア形成の役に立てたら嬉しい」と話す水野さんは、訪問入浴のケアクルーとして入社しましたが、山田さんの勧めで2023年9月から喜入さんと同様にACTに挑戦しています。

また、二人のグループマネジャーにも本プロジェクトについて伺いました。
「若いスタッフの方も自分の意見をどんどん発信してほしい。本プロジェクトには、そんな私たちの思いが込められています。私たち『初老ジャパン』は見守るくらいで十分なのです」とトレンドワードを交えながら茶目っ気たっぷりに話す井上さん。その場にいた全員にどっと笑いが起こり、和やかな空気に。喜入さんと水野さんの緊張もほぐれた様子でした。
当日のバーベキュー会場に必要な物品や最新の台風状況を念入りに確認していた山田さんは、「新卒プロジェクトは東京圏が先行しており、そちらを参考にしています。自主性を持って参加してほしいので、私たちはあくまでもコミュニティーづくりの機会を与える役割であり、必要に応じて助言するようにしています。……と言いながら、ついつい口をはさみたくなってしまうんですけどね(笑)」と、穏やかな表情で明るく話していました。

★後日談★

上記取材後の2024年8月28日に茅ヶ崎で行われた記念すべき初回の交流会は、新卒メンバー計14名が参加しました!
もともと予定されていた屋外でのバーベキューは、台風の影響で屋内の調理対決に変更となりました。同期との久しぶりの再会、同年代の先輩後輩初対面のなか、チームに分かれて昼食の買い出しから料理、ゲーム対決など盛りだくさんのプログラムを実施。喜入さんと水野さんが一生懸命に準備したことにより大成功だったそうです♪

HITOコミュニティー3

 


<取材>

ブランド・コミュニケーション部広報課 湯原

(※)ACTとは・・・

ツクイはエリアで異なる介護サービスを展開していることが多いため、その特長を生かし、エリア内のさまざまな介護サービスに携わり、交換留学のように他サービスを経験できる職種「Area Crossing Tsukui-crew(通称ACT)」を導入しています。
雇用形態や年齢に関わらず介護の新しい側面を学べることで職場や人間関係のミスマッチを解消でき、自分にフィットした仕事や職場、他の事業所で働くスタッフに出会え、介護の視点と技術が増えていく仕組みをつくりました。